愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
急に笑顔になって顔を覗き込まれた。
「めんどくさいから外に食べに行くぞ。外出たついでに役所に出しに行く。、、、準備して来いよ。俺は全部記入して来た。」
そういって小さなソファーに腰を下ろす。
「は、はいっ!!お待ち下さい!直ぐに準備致しますので!!!」
一瞬驚いた顔をして、それから嬉しそうにバタバタと準備をし始めた。
「、、、犬みたいだな。なんかあいつみたいな犬種いただろ。チワワか?」
気づけば、そんな事を呟いていた。
ちょこちょこと部屋を走り回る姿を見て、少し可愛く見えた。
鬱陶しかったあいつが。