愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
その舌打ちに気づき一瞬、視線を運転席に向けたがまた直ぐに前を見ていた。
暫く車を走らせると駐車場のある店を見つけ、そこに入っていく。
何故かあいつはランチメニューを見らずに他のものを探している。
「決まりました。山下仁さんは決まりましたか?店員さん呼びますね?」
そういって最後にあいつの視線が止まっていたメニューをみると、グリーンサラダ。
「おい、まさか、、、サラダだけとか言わないよな?」
「え?サラダ好きなんですよ?これといってエネルギーも消費してないのでこれくらいが丁度いいんです。」
キョトンとした顔をする女に盛大な溜息をついて、店員を呼ぶ。
「Aランチを2つ、以上で。」
「ま、待ってくださいっ、、!私そんなに食べれ、、、っ。」