愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
恥ずかしそうな表情を見て呆れたようにため息をつく。
「一度聞けば分かるだろ。てかこれからの事、話合うぞ。」
確かに入籍したが、何も決まってない。
俺の言葉に姿勢を正して頷く。
「はい、そうですね。では今話し合いましょう。まずは、、、住まいはどうしましょうか?私は別でも同じでも構いません。仁さんの好きにして下さい。」
「俺もどっちでもいいが、セックスするにも服作んのも一緒の方がいいんじゃないか?」
「そう、、ですね。では一緒に住みましょう。ちなみに、仁さんは子供を授かったら後はどうされますか?」
下を向いて無表情で淡々と言葉を発する。
「そのまま東雲に残る。、、言っただろ?俺が欲しいのは金じゃない。お前の姓だ。離婚したらまた山下に戻ることになるだろうが。」