愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
「お前、それ俺に飯作らせる気だろ。」
女性のスタッフさんは私達のやり取りを見て、微笑ましそうに声を掛けた。
「仲がよろしいんですね?ではそんはお二人にピッタリなお部屋探しますっ!」
そういってスタッフさんはパソコンを叩いていく。
静かに待っている間に、隣の彼はの顔をチラッと盗み見る。
その表情は穏やかで、こちらまで嬉しくなる。
「あ!有りました!こちらなんていかがですか?マンションになるのですが、こちらのオーナー様もご主人様同様で、かなりの長身の持ち主でして意外にも同じよう悩みの方が多いんです。特に浴室が広く、海外仕様の浴槽で2メートル近い身長の方でもゆったりと浸かることが出来るのが魅力です。」
それを聞いて、立ち上がり声を上げる。
「そこにしますっ、、、!!!今から見に行けますか?!」