愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
「ではオーナー様に連絡してみますね。少々お待ちください。」
そういって店員の女性は裏へと消えていった。
「お前、、本当思い立ったら即の行動するタイプなのな。羨ましい限りだ。」
「お褒めいただきありがとうございますっ。」
えへへっと笑う私に呆れ顔の彼。
「褒めたつもりはないんだが、、、。」
溜息をついて呟く彼の背後からスタッフさんが鍵を持って現れた。
「お待たせ致しました。連絡が取れましたので今から見に行けますよ。こちらが鍵になっております。」
そう言って部屋の鍵を手渡された。
「ありがとうございますっ。行きますよ!仁さん!!」
それを受け取るも走って外に出て、手招きする。