愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
「今、、、、、笑いましたよね?」
「わらってねぇよ。ほら早く決めろよ。」
そんなやり取りに胸がくすぐったくなって無言で俯く。
それを勘違いした彼から慌てたように肩を掴まれた。
「おいっ、、お前、、そんくらいで怒っ、!?」
『仁さんの笑顔、初めて見ましたっ!嬉しいです!!!』
顔を上げ満面の笑みを浮かべ、そう声を掛けると顔に手を当て背けられる。
「仁さん?オムライスなんてどうですか?私、卵料理得意なんですよ。仁さん仕様で大っきいオムライス作りますねっ!!!」