リリーと月の魔法
アストラル魔術学校
非現実的な状況をリリーは心からビックリし楽しんでいた
『馬車が空を飛ぶなんて!ねぇアマンダさんはお母さんのこと知ってるの?』
『ええ、彼女はとても優秀な生徒でした』
『流石お母さんだね』
『お父さんも優秀だったんですよ』
『お父さんも?お父さんも魔法使いだったの?』
『…詳しい話はまた後日話します。まもなくアストラル魔術学校に到着します』
そうアマンダがいうと馬車は下へ下へと降りていった。
リリーとアマンダは馬車を降り、リリーは
辺りを見渡した
『すごーい!これが学校?!お城みたい!』
リリーの知っている学校とは違い
童話の世界に出てきそうなお城が立っていた。
『部屋に案内します』
『部屋?新しいお家か!』
リリーはアマンダについて行き
新しい家に向かった
『これが私のお家?!』
『ええ』
リリーの新しいお家はとても小さな白いお家だった。
『小さいけれど私にはぴったりね!だって1人だから…』
リリーは下をむいてアマンダに言った。
『ここは学校の敷地内です、1人が寂しければ誰かお友達でも呼びなさい。さぁ中へ』
リリーはこんな小さな家に友達なんか呼べないと思えた。
白いドアを開け家の中に入っていった。
『うわーー!!すごい!』
リリーが目にしたのは
大きなリビングに何人も入れるお風呂
清潔で広いトイレ、そして巨人が寝ても寝返りができるベット
『家の見た目は小さいのに中はとっても広いのね!お部屋も沢山あるわ!』
『魔法で家の見た目は小さくしてあるんです。さぁ、明日から買い物と入学手続きをします、授業が始まるのは4日後ですからね』
『魔法学校の入学手続きか、ワクワクするね!』
リリーは青い瞳をキラキラさせていた。
『では、私は一度戻りますね』
『アマンダさん!ありがとうございます!』
『学校内では先生をおつけください。』
『あっ、はい!ごめんなさい!!』