リリーと月の魔法
次の日リリーはアストラル魔術学校の入学手続きに学校に向かった
『私1人でも大丈夫なのに…』
肩にちょこんと乗っているみずに話しかけた
『僕は君の妖精君のそばにいるよ!』
『まぁなんでもいいか、アマンダさ…先生がこの辺に…あっ!先生!』
『待っていましたよさぁ、この中へ校長がお待ちです』
アマンダは古びたドアを開けリリーを中へ入れた。
中にいたのは70歳くらいの白髪のおじいちゃんだった。
『あ、えっと、リリーです!』
『知っておる、さぁそこに座りなさい』
『あ、はい!』
そういうとリリー近くにあった椅子に座り
鉛筆を出した
『リリー鉛筆などいらぬ』
『でも手続きが』
『わしの部屋に入り顔を見ればもう良い』
『そうなんですか?』
『さよう、全てはこの鏡が見ておるからな』
『鏡ですか…』
リリーは奥にあった鏡をじーっと見つめていた
『わしの名はダニエルじゃこの学校の校長をしている』
リリーですよねという顔で見ていた。
『あの校長先生お聞きしたいのですが』
『なんじゃ?』
『杖や教科書はどこで買えば…私来たばかりで全然わからないんです!!』
『なるほど、ならば妖精に聞くがよい
君には妖精がいるはずじゃ』
『みず…ですか?』
『さよう』
『一人一人に妖精っているんですか?』
『魔力があればな、さぁ手続きも終わった
あとは買い物だ!ほれ!行って来なさい』
『はい』
リリーは校長室を出た