父は鬱だった\_(・ω・`)コレ重要!


「ねぇ、いちかちゃん、一緒に帰ろう!」


帰り道の一緒だった、
えっちゃんが話しかけてくれた。


えっちゃんは、
自分の好きな音楽とか、
シール集めが流行ってるよとか、
テレビはこれが面白いよーとか、

私に話しかけてくれた。


それから、毎日一緒に帰るようになって

だんだん他の子とも仲良くなって、

全部、えっちゃんのおかげだったと思う。



えっちゃんが私は大好きだった。
大親友だと思ってた。

だけど、、高学年になる頃には

私から少しずつ距離をとるようになった。

「ねぇ、えっちゃん!
なんで私から距離をとるの?」

聞いてみたことがあった。

「いちかちゃんとは、もぅ遊ばない!
本当はね、1年生の時、頼まれたんだよ。
先生に!」


「先生?どういうこと?」


「言わない!だけど、もぅ遊ばない!」


「全然わかんない!なんで?教えてよ!」

「先生に言われたの!
1年の時、1人だったいちかを面倒みてあげてって!一緒に帰ってあげてって!友達になってあげてって!
だからいつも一緒にいた!
だけど、私は他の子と遊びたいの!だからもぅ来ないで。」


「そっか、、先生が、、
だから仕方なく私と一緒にいたんだ。
それじゃぁ、仕方ないね、ごめんね、」




私はやっぱり1人だった。

孤独だった。

小学校には自分の居場所なんてないって

思った。

でも良かった、知れて、

真実を教えてくれて

良かった、、、




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