父は鬱だった\_(・ω・`)コレ重要!
04
父に久しぶりにあった。
合わせたい人がいるんだ。
そう言って、その人が待つ家に車を走らせた。
「いちか、いちかにお兄ちゃんができるよ。
いちかの1つ上のクラスになる、ユウくん。
そして、新しいお母さんになる人だょ?」
突然だった。
知らない家で、
話した事もない人が
突然、私の新しい母になるのだという。
「この家でいちかも暮らそう?」
頭が真っ白になった。
いつも父は仕事で家に
帰ってきてるのかどうかも分からない。
私の授業参観、来てくれた事ある?
学校の運動会最後まで見てくれた事あった?
私がどんな思いで学校通ってるか知ってる?
いつも家にいない父。
どうせまた、
知らない土地で
知らない人達の中に私を捨てるんだ。
私は言った、
「私のママは1人だけだから。私は今までどおりママに会える距離でいたい
ばあちゃんの家で暮らしたい」
その後、
どんな話をしたのか知らない。
だけど、ばあちゃんが言ってた
いちかの母になるのは難しいって
向こうの人とは別れたんだって。
実は子供が出来てて、
だけど、おろしたって。
ばあちゃんの本当か嘘なのか分からない話を聞かされた。
父はきっと私をお荷物だと思ってたと思う。
私が応援してあげなかったから。
私が喜んであげなかったから。
私が賛成してたらまた違った人生だったのかもしれない。