すきだってこと、しらないでしょ。
なんだ、起きてたんだ


「んー…よく寝た」


それでも欠伸をする雅に、
いつから寝てたのかなんて、恐ろしくて聞けない


『…たまには勉強しなよ』


「それ、主席に言う台詞?」


にやっと笑う雅の言葉に、悔しいけど返す言葉がない


この男、高校でも学年1番だったくせに大学でも主席なのか…


あんなに遊んでるくせに、不公平だ


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