すきだってこと、しらないでしょ。
「あー腹減った」


そう言って本棚の方に向かう雅の背中を追う


『なんか持ってないかな』


いつもなら、鞄の中にお菓子とか、食べれるもの入れてるんだけど


あいにく今日はなにも入ってない


『…あ』


ポケットを探すと、手にしたそれは
さっき柚からもらったいちごみるく


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