すきだってこと、しらないでしょ。


「…ちぃがなにも言わねーのに?」


なにそれ


好きだって言っても、
言わなくても、雅はそんな冷たい目をするんだ


ならあたし、なんでこんなに頑張って隠してるの?


悔しくて、泣きそうになる



「…まあいーや。」


雅の背中を見るの、何回目?
何回、追いかけたくて追いかけきれないんだろう


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