奇跡のValentineDay
今日が本番!
「あ~どうしよう...緊張するぅ」
さくらです。翌日になりました。つまりバレンタインデー当日。
私は昨日、心を込めて必死にチョコレート作りをしました。スマホでレシピを検索して、何度も何度も作り方を確認して味見もしました。きっと、美味しく出来てるはず。
なんだけど...
「えっ、ヤバいヤバい!」
一応部屋の窓から様子を見ると、丁度彼が家から出るところだった。
マズい!早くしないと行っちゃうよ!
「待って~~~!!!」
私は出来たチョコレートを箱に詰めて勢い良く家を飛び出した。彼の背中に触れる前に見事なまでに転んじゃったけど。
「何やってんだよ、お前。やっぱバカだな」
彼は呆れた顔して屈むと手を差し伸べてくれるかと思いきやそのままただ眺めているだけ。
「そこは手出してよ~~~!!!」
「嫌だ。俺は自分から這い上がるくらいの女じゃなきゃ付き合わない」
「え?付き合わない...って?」
私は彼の言っている事が分からずまばたきを繰り返した。立ち上がると服が汚れていて、必死に汚れを払いのけていると笑われてしまった。
さくらです。翌日になりました。つまりバレンタインデー当日。
私は昨日、心を込めて必死にチョコレート作りをしました。スマホでレシピを検索して、何度も何度も作り方を確認して味見もしました。きっと、美味しく出来てるはず。
なんだけど...
「えっ、ヤバいヤバい!」
一応部屋の窓から様子を見ると、丁度彼が家から出るところだった。
マズい!早くしないと行っちゃうよ!
「待って~~~!!!」
私は出来たチョコレートを箱に詰めて勢い良く家を飛び出した。彼の背中に触れる前に見事なまでに転んじゃったけど。
「何やってんだよ、お前。やっぱバカだな」
彼は呆れた顔して屈むと手を差し伸べてくれるかと思いきやそのままただ眺めているだけ。
「そこは手出してよ~~~!!!」
「嫌だ。俺は自分から這い上がるくらいの女じゃなきゃ付き合わない」
「え?付き合わない...って?」
私は彼の言っている事が分からずまばたきを繰り返した。立ち上がると服が汚れていて、必死に汚れを払いのけていると笑われてしまった。