彼は高嶺のヤンキー様(リクエスト編)



「カンナちゃんの言う通り〜道具を使うのもハ・ズ・レ!ぶっそうに考えないでよ?」


「「だったらどういうことか、はっきり言えよ!」」




焦らす相手を馬鹿2人が怒鳴れば、ニコニコしながら関山は言った。



「つまりね〜『凛道蓮派』と『真田瑞希派』にわかれて、自分達が支持する人の良いところを、制限時間30分以内で紙に書き出す!多かった方の勝ち!!という勝負をしようじゃないか。」

「「はあ〜?」」



関山の提案に、嫌そうなツラで、まぁーた声を揃える馬鹿2人。



「馬鹿かテメーは!」

「だれがそんなこと・・・!」

「えっ!!?しないの!?しないってことは−−−−・・・瑞希先輩の良いところが書けない、リンリンの良さがわからないと認めるのかい?」

「「なんだとっ!?」」

「そうだろう?好きなら書けるはずじゃん?」

「「うっ!!」」



言葉につまる馬鹿2人から、視線を移動させる関山。



「可児は書けるよね?」

「当然だ。」

「長谷部は?」

「真田先輩のことなら書けるけど〜」

「だよねー?喧嘩もいいけど、たまには頭使えばぁ〜お2人さん?」



最後の台詞が嫌みったらしかった。

それで大河と幡随院のやる気に火がついた。



「いいだろう・・・!やってやろうじゃねぇか・・・!!」

「OK・・・!腱鞘炎になっても足りないぐらい書くことある系だし〜!!」



(のせるのが、上手いな。)



そう思った時、殴りあいの空気はなくなっていた。



〔★忍者が流れを変えた★〕



< 14 / 100 >

この作品をシェア

pagetop