彼は高嶺のヤンキー様(リクエスト編)
「カンナちゃんの言う通り〜道具を使うのもハ・ズ・レ!ぶっそうに考えないでよ?」
「「だったらどういうことか、はっきり言えよ!」」
焦らす相手を馬鹿2人が怒鳴れば、ニコニコしながら関山は言った。
「つまりね〜『凛道蓮派』と『真田瑞希派』にわかれて、自分達が支持する人の良いところを、制限時間30分以内で紙に書き出す!多かった方の勝ち!!という勝負をしようじゃないか。」
「「はあ〜?」」
関山の提案に、嫌そうなツラで、まぁーた声を揃える馬鹿2人。
「馬鹿かテメーは!」
「だれがそんなこと・・・!」
「えっ!!?しないの!?しないってことは−−−−・・・瑞希先輩の良いところが書けない、リンリンの良さがわからないと認めるのかい?」
「「なんだとっ!?」」
「そうだろう?好きなら書けるはずじゃん?」
「「うっ!!」」
言葉につまる馬鹿2人から、視線を移動させる関山。
「可児は書けるよね?」
「当然だ。」
「長谷部は?」
「真田先輩のことなら書けるけど〜」
「だよねー?喧嘩もいいけど、たまには頭使えばぁ〜お2人さん?」
最後の台詞が嫌みったらしかった。
それで大河と幡随院のやる気に火がついた。
「いいだろう・・・!やってやろうじゃねぇか・・・!!」
「OK・・・!腱鞘炎になっても足りないぐらい書くことある系だし〜!!」
(のせるのが、上手いな。)
そう思った時、殴りあいの空気はなくなっていた。
〔★忍者が流れを変えた★〕