彼は高嶺のヤンキー様(リクエスト編)



暴力による喧嘩が収まったところで関山が言った。



「じゃあ決まり!さっそくチームに別れよう!」

「チーム?」

「そうだよカンナちゃん。大河君とながちゃんをそれぞれ総大将にして、みんなにどっち派か選んでわかれてもらう。公平にやりたいから、3対3にしようよ。」

「わかる〜リンリン好きが多いもん♪ね、カンナっち?」

「なんであたしを呼ぶ!?」

「カンナ!この裏切りもんが!お前は男に迷わないと信じてたのによ!」

「ざけんな大河!瑞希先輩のことになると、血迷ってツレの気持ちもわかんなくなるオメーに、裏切りもん扱いされる覚えはねぇ!!裏切ってもない!」

「じゃ、じゃあカンナとりんどーは、なにもない!・・・はずだよな?そうだよな!?ないよな!?ないっていってくれよ、カンナー!!」

「オメーはオメーでウザいんだよ、悠斗!」

「ウザいって言ってやるなよ、カンナ!落ち着け、悠斗!仲間割れしたら、相手の思うつぼだぞ!?」

「うーん、今後に響きそうだから〜カンナちゃんには今回、『司会者』をしてもらおう。ヤマト君もね?」

「うはは!呼んだかのー!?ちゅーか、みんな、今なにしてるん!?」

「聞いてねぇのかよ!?てか、あたしに関西人と2人で審判しろって!?」

「うはは!お笑いするんか!ほな、ボケは任せたでカンナはん!」

「どう見ても、オメーがボケだよ五十嵐!」

「うはははは!そのノリや!!」

「違うって言ってんだろう−−−!?」



〔★漫才コンビが成立した★〕




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