彼は高嶺のヤンキー様(リクエスト編)
「れ、烈司さん!コピーしていいのって・・・いくつまでですか・・・!?」
瞬きもせず、真剣に直視しながら聞いてくる凛たん。
おねだりにしては、、並々ならぬ気迫。
(瑞希のこととなると、お熱いもんだね~・・・)
ちょっと妬けたので、焦らすような口調言った。
「ん~?そうだなぁ~・・・本当は1つだけだけど・・・3つまで、OKしようかなぁ~?」
「神様っ!!」
「どういたしまして♪その代わり、このことは瑞希には絶対内緒にしてくれよ?それが2つ目の条件だ。」
「もちろんです!!言いません!」
「本人が来てもだぜ?」
「もちろんですっ!!LEON神様!!」
「OK~OK~わかってもらえてよかったぜ。」
「まったくだ。そんな凛道に、今ならさらに、俺の持っている瑞希の映像も見せてやろう。」
『美味~い!至福だぜぇ~♪』
「って、伊織!?」
「ふぁああああああああ!!?セリフ通りの表情をした瑞希お兄ちゃんだぁ~!!?」
「これは15の時の映像だな。ほしいか?」
「ほしいです!!獅子島伊織先輩!!」
「くっくっくっ・・・!よかろう・・・ならば、わかっているな・・・?」
「NGを出した場所以外でしたら、どうぞおさわり下さい!!」
「良い子だ。」
「おま!?ふざけんなっ!!」
横入りをしてきた伊織に、思わずキレた。
「作戦と違うじゃねぇーか・・・!?」
凛たんには聞こえないような声で苦情を言う。
「なんでオメーまで、思い出のメモリーの出血大サービスしてんだよ・・・!?」
「フン・・・最近、瑞希の悔しがる顔を見てなかったからな。」
「嘘つけ。テメーも凛たんで癒されたいんだろう?」
「烈司よ・・・・俺にはお前が、児童ポルノ法に違反しないかどうか監視してやろうという優しさがある。第三者の目があれば、犯罪は未然に防げるのだぞ?」
「素直になれよ、ツンデレやろう。つーか、オメーもパクられてないだけで、けっこうな犯罪者だろうが?」
「あの~お話はまだ終わりませんか?」
もどかしそうな声が下から響く。