彼は高嶺のヤンキー様(リクエスト編)



凛と真田先輩がいない事情は理解できたが、納得出来てない大河が怒鳴る。



「ふざけるな凛道!肩たたきなら俺の方が上だ!最高の力加減で、極上に癒して差し上げるってのによ〜!!」

「馬鹿が!凛さんは両足のマッサージまでしていたんだぞ!円城寺、テメーに出来るのか!?ふくらはぎへの究極のマッサージ!?」

「なんだとー!?マジかハゲ!?あのガキ!!ふくらはぎまで触りやがったのかよ!?まさか・・・二の腕も!?」

「フハハハ!そのまさかよ!背中も腰も首もこめかみもだ!フハハハハハ!」

「ち、ちくしょう!」



たからかに笑う可児と、その場に膝をつく大河。



「つーか、なんでオメーが勝ち誇るんだよ可児?」

「ウェイウェイウェイ!カンナっちに同感♪てか、真田せんぱぁぃにチョー妬けたけど、リンリンのマッサージ姿がチョー鬼パネェすぎで!見て見てこのピクチャー!!メッチャきゃわゆい系じゃねぇ〜!?」



そう言って携帯を取り出すチャラ男。



「ガン見よろしく!カンナっち!!ヤバくない!?」

「あ??これ−・・・!?」



幡随院が見せた画像の中の凛は、せっせと真田先輩の足を揉んでる。



その姿がなんつーか・・・



「ぷ!ハムスターが生地こねてるみてぇー!」



(やべぇ、マジで可愛い。)



〔★凛はカンナのハートを掴んだ★〕



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