彼は高嶺のヤンキー様(リクエスト編)



ほのぼの画像に癒された。



「なごむな?」

「嘘だろカンナー!?」

「よく撮れてんな?」



悠斗がなんか言ったがスルー。

あたしの問いに、幡随院が得意気に語る。



「でしょ、でしょう!?リンリン、うどん作りしてるみたいで〜神パネェよねぇ〜♪」

「キャハハ!わかるわかる!うどんもありじゃん?」



見ていて一生懸命さが伝わるし、足をのばして座ってる真田先輩が微笑んでる。



(凛にだから見せる表情なんだろうな。)



手を伸ばし、せっせと自分の足をもんでいる凛の頭を撫でていた。



「こりゃあ、マッサージしたご褒美の外出ってとこか?」

「うはは!なんでわかったんや!?大正解や、カンナはん!」

「さすが高千穂!凛さんをわかってるじゃねぇか!」

「ウェイウェイウェイ!当然!リンリンの彼女だもんね〜♪」

「はあ!だれが凛の女だよ!いいかげんなことー」

「いいかげんなこと言うな!」



あたしの代わりに悠斗が怒鳴る。



「いい加減、ハッキリ否定しろよ!カンナは−・・・その、りんどーの彼女じゃないんだろう!?」

「あたしは〜」

「ウェイウェイウェイ!OK、OK♪正妻ね!」

「なんでだよ!?あたしは凛の正妻でもねぇぞ!?」

「つーか、呼び方の問題じゃねぇ!男女関係じゃ・・・ねぇんだよな!?」



最初の口調は強いが、途中から口調が弱まり、語尾はすごく弱くなる悠斗。



(てか、あたしのことだからお節介しなくていいっつーのに・・・)



「カンナはりんどーの彼女じゃない!!」

「ウェイウェイウェイ!けど、ピアスを受け取ってるってことは事実系〜今日もつけて〜」

「あ、これは〜」

「頭からのもらい物は断れないだろう!?シブシブつけてんだよ!」



(いや、気に入ってるし、可愛いって言われたからつけてんだけど・・・)



オメーのせいで、言いにくくなったじゃねぇか悠斗。



〔★カンナは好きでつけていた★〕



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