今すぐ好きを。
そんな可愛い悠ちゃん、増す増す大好き!

でも言ったら、もっと赤くなっちゃいそう。


「うんっ」


私の大好きな悠ちゃんは、とても優しい子。

「悠~、千尋ちゃ~ん、ご飯出来たわよ~」


下から遥さんの声がする。

そういえば、悠ちゃんがあの時店の近くに居たのって、おつかい来てたから何だっけ?


お醤油って言ってたっけ、悠ちゃん。

お醤油だと何だろう、う~ん、でもまあ遥さんの料理なら何でも美味しいし!



「はーい!行こ、千尋」

悠ちゃんが私に目を向ける。

私は立ち上がって、悠ちゃんと一緒に階段を下りる。


ダイニングのドアを開けると、やわらかい香りが鼻をくすぐる。


「わ~、カレー!」

私は遥さんのカレーライスが大好きなのです。
< 19 / 79 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop