今すぐ好きを。
体が反応しなかった。

汗も出ないし震えもしない。

聞き慣れた声に安心したんだ。


「早かったね、悠ちゃん」

「だって〜!三橋が早く来るだろうと思うと、千尋だけで行かせるの、やだったんだもん!」


一度離れて、また抱きついた悠ちゃん。

優しい♡


「じゃあ、行こっか、翔ちゃん家」

うん、と頷き返事を返した。


因みに翔ちゃんとは、三橋君のクラスメイトかつお友達、凪翔吾君だって。


今日は、私と悠ちゃん、三橋君と凪君で勉強会をすることに決まり、凪君が家をかしてくれることになった。
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