今すぐ好きを。
すると『ああ、今出る』と聞こえ、大きな門がゆっくりと開いた。


おおー!と見ていると、三橋君が大きく手招きしていたので、仕切りを跨いだ。

ーーーガチャ。

「はえーよ。まいいや、上がって」


オシャレな私服で、凪君が顔を覗かせた。

チラッと私たちに礼をして。


凪君に礼を返して、開かれたドアをくぐった。


「わあ、凄い!中まで大っきいよ!」

高い天井と広い玄関が、私たちをお出迎え。


白が基調の清潔感溢れる家!

ってこれ、家の宣伝してるみたい♪


でも、ふと感じた親近感は、玄関からなるものだった。
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