彼女の目には、空が映らない。
プロローグ








久しぶりに見た君は、あの日の君のままだった。


久しぶりに会った君は、俺の知らない君だった。


君に見えていた世界と、君に見えている世界。


違っていると気づいた俺に、出来ることなんてあるんだろうか。


臆病な俺に、君と向き合う勇気なんてあるんだろうか。


そう思うのに、どうしても俺は、


何度も君に手を伸ばしたくなってしまう。












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