素直になれよ。~甘々な俺様男子を攻略中~
美香さんいわく、
"いずれ帰ってくるわよ〜"って。


『それより学校遅刻しちゃうっ!』


家から歩いて20分たったところで転校先の、北条高校(ほうじょうこうこう)についた。


『きっつ…』


暑さも本格的になってきた8月、カンカン照りの中人より運動が苦手な私は20分歩くだけでもすごくキツい…体に力がはいらない。



「あぶねぇ!!!」


ドンっ!と音がしてすぐだれかに支えられた。
近くにはサッカーボール、小学生の男の子がちょっと遠くの所にいるから登校しながら遊んでいたんだろう


「なにボーッとしてんだよ危ねぇだろうが」

『へ…!?ごめんなさい!!』


見上げると、155cmの私よりたぶん30センチくらい高い。
逆光と暑さでクラクラしてるのもあってか顔がよくみえないけどおそらくすごく美形









ただ光に照らされているキレイな金色の髪。
シトラスかな??すごく落ち着く香り…

寝不足のせいか支えられて、そのまま気を失ってしまった。
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