素直になれよ。~甘々な俺様男子を攻略中~

目が覚めると私はベットに寝ていた。


『ここどこ…？？』

「あら、目が覚めたみたいね。」


頭がズキズキ痛む。
私倒れたんだっけ？？
窓の外を見ると大きな運動場があった。
ってことはここは保健室かな。


『あの男の人は！！』

「あー、あいつならあなたをここに運んでそそくさとどっかにいったわよ。」

『そうですか…』


アイツってあの男の人と知り合いなのかな？
お礼、いえなかった…
でもなんだろう…なんか胸がドキドキする。
また会ってみたいな、次はお礼を言おう。


「そうそう！あなた朝ごはんもろくに食べずに水分全然とってなかったでしょう！おまけに顔色もわるい、全然寝てないんじゃない？」

『はい…』

「熱中症なりかけてたわよ。大事になることもあるんだから今度から気おつけて」

『すみません…あ！！校長室！！』


危ない、忘れる所だった。
はやく行かなきゃ！！


「今日はもう帰りなさい。先生には報告しておいたから。転校生なんだって？」

『すみません…。はい』

「へぇ〜珍しい。じゃあ親御さんに連絡するから教えて？迎え頼まなきゃ。」


ふと壁にある時計を見ると。10時を過ぎている所だった、茂人叔父さんも美香叔母さんも仕事にでかけている時間。迷惑かけるわけにはいかない。


『大丈夫です、タクシー呼んで帰ります』

「…親と上手くいってないわね？」

『なんで分かりました？？』

「勘よ、勘。」