お前の唇、奪っていい?


「風呂上がった...ぞ」


「あ、祐誠。舞ちゃん寝ちゃったのよ、悪いけど桃寧の部屋に連れて行ってあげてくれない?」


「あー、うん」




母さんが風呂場に行ったのを見送り、俺は未だ寝息を立てている舞に視線を移した




全く、無防備なやつ




横向きで寝ているから、スカートがズレて、舞の太ももがあらわになっている

リボンも外され、胸元のボタンもいつも以上に開いていて、今にも下着が見えそうな位だ




まぁ、いつもこんなだからもう慣れたけどな




「.......」




...って、慣れるわけねぇだろ!!

好きな女のこんな格好見て、普通でいられる方がおかしい




俺だからいいけど、他の男だったら間違いなく襲われてたぞ、こいつ




「...おい、舞、起きろ」


「...んー.....」




母さんにかけられたのだろうブランケットがソファから床に落ち、舞の身体が仰向けになる




その瞬間、さっきまでギリギリ見えなかった下着が、シャツから覗いた




「っ、」




気づいた時には、もう遅かった




俺は舞の唇に、キスをした




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