お前の唇、奪っていい?
彼女!?この私が!?
「ないないない!有り得ません、この人とは幼馴染ってだけで、付き合ってるとかありませんから!
第一、こんな男無理ですし」
「へぇ、そういう事言うんだー?」
「ひぃっ...はめへよ(やめてよ)ー」
両手で頬をつままれ、涙目になりながら店員さんを見ると、
店員さんは少し驚いた顔をしていた
「てっきり付き合っているのかと思ってました。でも、そっか、付き合ってないんだぁ...」
「えー...っと...あの、それじゃあ私たち失礼しますね...」
「あ、はい、すみません引き止めてしまって。ありがとうございました、またお待ちしてます」
あの人、もしかして祐誠のこと...