もういちど、あの海で



あたしは永山愛音(ながやまあいね)。



当時8歳で島に住んでいた。あたしの隣には当たり前のように君がいて。



君。奥村奏海(おくむらかなた)





「奏海!今日は駄菓子屋行こうっ」


「おう!じゃあ駄菓子屋まで競争な!よーいどんっ」


「ちょっと奏海!待ってよー。」
と、追いかける


競争するときは毎回奏海がわざとあたしに勝たせてくれた。バレバレだったけど嬉しかったな。


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