愛しのニャンコ
その日は挨拶だけして、俺はうちに帰った。

するとアパートの前に黒いベンツが。

中から黒田が出て来た。

よし!俺は覚悟を決めた。




二時間ほど走りやっと付いた先は思った以上にでかい屋敷だった。

外壁はパリを思わすかのように綺麗に作られている。

庭には林が有り川までが流れている。

大きなゴールデンリトリバーまでもが放し飼いにされ二等も横になって眠って居る。

黒田が中を案内しながら、客間にとうした。

『しばらくお待ち下さい。』

そう言って客間を後にした。

おしゃれなティーカップや画廊が飾られ俺には不釣り合いな世界だと認識した。

するとドアが開き祖父と加奈子様が入って来た。

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