愛しのニャンコ
次の日は土日だった為俺は、少年が目を覚ましても不安にならないようにと側に居た。

少年が部屋にやって来てから12時間。

やっと目を覚ました。

俺の顔を見るなり怯えるように墨に隠れた。
『大丈夫だよ!ここ俺の家だから。他には誰も居ないよ!』

そう言うと少年は少し笑みを見せてくれた。

『お腹すいただろ~?いきなり食べると体に悪いからミルク温めるよ!』

そう言って俺は、台所で鍋にミルクを注ぎ、火を付けた。

取り敢えず目が覚めてくれて良かった。

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