6つ上の君に恋をしました
今日もまた
私は松田 来依(まつだ らい)大学生

私の好きな人は…



「ねー。らいー寒い…ぎゅーってして?」

『私冷え性だからそんな温くないよ』

「んー。いいの!」



この寝起きは甘えたな6つ年上の日下部 祐樹(くさかべ ゆうき)社会人です



『今日は何時からお仕事なの?』

「んー。」

『んー?』

「好きー?」

『…好きですよ』

「んふふ。ありがとう」



こんな感じで話が繋がりません

あ、でも決して付き合ってるとかじゃないんです。私は都合のいい女だけなんです

朝ごはん作らないと…


「なに?どこいくの」

『ご飯作るので話してください』

「ふーん。じゃあチューして?」

『しません』

「はなしてやんない」

『ばか』


プルルルルプルルルル

「らい、今日朝ごはんいいや
先行ってて?」

『…分かった。じゃあね』



この電話が嫌い。

部屋を出て少し待つと聞こえてくるその声

私には出さない声




【もー早くしてよーイベント始まるよ?】

「んー?莉奈さんそんな俺と遊びたかったの??」


そんな甘ったるい声で話さないで

私以外見ないで


なんて、、言える立場じゃないんだよね
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