お前が好きすぎて、マジやばい。
俺が人間に興味がないのは、親を見てからだ。
不妊治療を続けて、やっと産まれた俺が小学1年になった頃、また子供が欲しいと母親が言ったのが始まり。
母親が俺を可愛がったのは、幼稚園だけだ。
送り迎えの他人に見せる姿だけ可愛がり、家では全く相手にされなかった。
そんな母親の言葉で、父親は頷いたが半年もまた不妊治療を続けても全く子供ができないというストレスに、父親は母親を殴る蹴るという行為に走った。
外では仲のいい家族を演じ、家庭内では愛情なんて何1つ無かった。
結局、両親は離婚。
母方に付いて行ったけど、母親は仕事を言い訳に使って、男と遊んでは帰ってこない。
ほんと、くだらねー。
家に帰っても1人が普通。
母親は夜中に帰っては来るが、朝起きたらもういない。
そんな1人の俺に、南と閑音は小学1年の頃からずっと一緒にいてくれている。
もう付き合いも11年…