お前が好きすぎて、マジやばい。



恋愛なんてくだらない。


くだらない。


母親が言ったみたいに、俺も女に手を上げそうで恐い。


殴られて、父親に怯える母親の頬に触れた時、母親は俺の手を払って、身体を震わせてこう言った。

「触らないで…」と。


なんで俺、母親と暮らしてんだろ。


授業中、ずっと考えた。


居なくなりたい…


遠くに行けたらいいのに…。


そしたら、毎日笑って過ごせるのか?


毎日嫌な思い出を、思い出せずに生きられるのか?


わかんねぇ。




< 25 / 108 >

この作品をシェア

pagetop