お前が好きすぎて、マジやばい。



元々は俺が寝てたから掃除出来てないんだし…。


黒板を消し終わり、黒板クリーナーをして、次は掃除箱からほうきを取り出して、掃いていく矢幡。


思ったより、真面目だな…


1人にさせられるわけねーじゃん。


俺もほうきを取り出して、矢幡と反対方向からゴミを掃いていく…



「わ!いいよいいよ!
黒田くんバイトとかあるんじゃない?」


『今日はバイト休み。』


「そっか…そっか!」


『なんだよ?』


「掃除終わったら、屋上行かない?」



パァーっと明るく笑ってこっちをみつめる矢幡。


こいつ、素でやってんのか…


そんなことするから、他の男子が…


って、何余計なこと考えてんだ。



「ねぇ…ダメ?」


『…さっさと終わらせるぞ』


「やった!」



ほんと、こいつといるとテンションがおかしくなる。





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