お前が好きすぎて、マジやばい。



掃き終わったゴミをちりとりで取って、ゴミ箱に捨てて、教室掃除は終わった。

時刻は16時半過ぎ



「手伝ってくれてありがとう!」


『いいよ。別に。
…屋上、行くんだろ?』


「うん!」



…なんだ。


こいつの後ろからキラキラが見える…


俺、疲れてんのかな?


とりあえず、鞄を持って二人で屋上へと向かうことにした。


廊下では別に何も話すことはなくて、前でスカートを揺らしながら楽しそうに歩く矢幡。



『お前、俺以外の男だったら、犯されるぞ?』


「へ?」


『いや…』


「早く行こ!」



ったく。


ちょっとは天然を理解しろよ…!




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