お前が好きすぎて、マジやばい。
ー知愛 sideー
さっき、私が林田くんと話してから、ずっと黒田くんが変だ。
いや、今日一日ずっと…
一通り、本の整理は終えたけど、重い沈黙の流れは続いたまま。
誰も来ない図書室…
本当に、静かだ。
黒田くん、寝ちゃったかな…?
なんか…ごめんね…。
今日ずっとね、黒田くんを元気付けたかった…。
いつもそばに居る、閑音ちゃんや野和くんもずっと心配そうだったから。
何かあったのかな…って。
でも、聞けなくて…
黒田くんが寝ている、ソファの前にしゃがみこむ。
「黒田くん…」
『なに?』
「へ?」
まさか、起きてたの!?