お前が好きすぎて、マジやばい。



でも、矢幡の私服姿…ちょっと見たいかも。



『ほら、これとか似合いそうじゃん』



ひらひらの膝丈スカートが矢幡っぽい。


でも足のヒールはちょっと心配。



「可愛い!!」



俺が指差したコーディネートのモデルさんに食いつく矢幡。


それはもう目がキラキラで…



『ヒールとか履くの?』


「そりゃ履くよ!?
ちょっぴり、背伸びの…」


『矢幡、小さいもんな』


「む!」


『身長何センチ?』


「152…」



しょんぼり答える矢幡。


152って、俺と26センチ差かよ。



『30センチ物差しよりは身長差ねーな』


「なっ!」



やっぱ、怒らせるより、笑わせてーかもな。


笑わせる…笑わせる…か。


それもまた難しい。







< 60 / 108 >

この作品をシェア

pagetop