お前が好きすぎて、マジやばい。
でも、矢幡の私服姿…ちょっと見たいかも。
『ほら、これとか似合いそうじゃん』
ひらひらの膝丈スカートが矢幡っぽい。
でも足のヒールはちょっと心配。
「可愛い!!」
俺が指差したコーディネートのモデルさんに食いつく矢幡。
それはもう目がキラキラで…
『ヒールとか履くの?』
「そりゃ履くよ!?
ちょっぴり、背伸びの…」
『矢幡、小さいもんな』
「む!」
『身長何センチ?』
「152…」
しょんぼり答える矢幡。
152って、俺と26センチ差かよ。
『30センチ物差しよりは身長差ねーな』
「なっ!」
やっぱ、怒らせるより、笑わせてーかもな。
笑わせる…笑わせる…か。
それもまた難しい。