お前が好きすぎて、マジやばい。





矢幡と一緒に居たい。


こいつと居たら、ちょっとは楽になるかな…


矢幡の腕を引っ張ることで、胸の鼓動が一気に高鳴ったけど、それすら今は心地いい。


恋なんてくだらないと思うけど、もうこの気持ちは引き返せない。


好きなんだよ…。


奪いたい…


俺だけの女に…


…バカだな。


ふと、思うんだ。


母親と居る男と同じ考えしてるかもと。


あぁぁぁ…ダメだ。


近くの公園に入ってすぐに、矢幡の手を離してトイレに駆け込み、吐く。


鏡に映る自分は疲れきった顔…


ちょっと…痩せた?


とりあえず、クラクラする…





< 64 / 108 >

この作品をシェア

pagetop