お前が好きすぎて、マジやばい。



何言ってんだろ…。


はっと、自分がバカなことを言ったことに気がついて、一気に顔が熱くなる…



「わ、私…す、好きとかよくわかんないけど、黒田くんをほっとけなくて…えっと」


『それは俺も同じ』


「毎日会いたくて…屋上に上がって…会えた日はラッキーdayで…逆にいない時は、すっごくすっごく寂しくて…」


『うん』


「だから…ずっと近くに居たいって思ってて、でも私のわがままかなって…」


『近くに居てよ…』


「へ?」


『ずっと…側に居てよ。』




好きの気持ちが分からなくていい。


俺はそう思うんだよ。




『好きって、言ってくれるまで、待つからさ』


「えっと…」


『付き合ってよ』



そっと耳元でそう言った。





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