お前が好きすぎて、マジやばい。
episode 3.☆*
⇒人の温もり
学校では相変わらず、今まで通り。
だから、付き合ってるって知ってるのは俺たちだけ。
理由は簡単、知愛が恥ずかしがるからだ。
でも、付き合った次の日なんかは目が合う度に、顔真っ赤にする知愛。
そして、面白いのが付き合ったことを知らない林田の知愛へのアタックだ。
アプローチをかけられては、知愛は助けてと目で訴える…
面白がって助けないけど…。
これも時間の問題かな?
「何、凰己笑ってるの?」
『…笑ってねーよ』
『またまた、俺と閑音の目は騙さないよ?』
二人して顔を覗き込む閑音と南だ。
こいつらにバレるのも、時間の問題。
特に閑音にバレると、すぐに広まりそうだ…
お昼ご飯を一緒に食べようと迫られている知愛を横目に、屋上へと移動する。
「もう!!林田、邪魔!!
知愛の邪魔しないでくれる?」
そう声がして振り返ると、知愛の親友の松岡だ。
ナイス、松岡。
ふっと笑って、教室を後にした。