お前が好きすぎて、マジやばい。



どれだけ時間が経っただろう…



『もう…大丈夫』


「うん」



抱きしめていた手を緩めて、知愛は俺の涙をそっと指で拭ってくれた。


ほんと、かっこ悪い…


って、今何時だよ…


腕時計を見ると、11時半をとっくに過ぎていた…



『今日は泊まっていけよ…』


「いいの?」


『あぁ…
新しい歯磨きあるし、寝間着は俺のTシャツ貸すからさ…ま、ぶかぶかだろうけどな!』


「もう!!
でも、ありがとう!!」


『ははっ』


「やっと、笑ってくれた。」



泣きそうな顔で、俺を見上げる知愛。



『泣くなよ?』


「ムッ、泣かないもん!」



膨らました頬をつんつんつつくと、呆れて笑い出した知愛。


はぁー。


まだ寝かせたくねーな。笑





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