お前が好きすぎて、マジやばい。
私は寝ている凰己くんを抱きしめた。
すると、凰己くんは気付いたか分からないけど、ぎゅっと抱き寄せてきた。
どうしよう…心臓の音が聴こえちゃうよ…
恋って、なんだろう。
から始まった恋。
私の初恋の人が凰己くんで良かった。
寂しいから屋上に行くっていう考えがね、いつの間にか凰己くんに会いたい!って理由に変わったんだよ。
寂しいからじゃない、会って話したい!って。
もしかしたら凰己くんは、私以上に寂しがり屋さんかもしれない。
初めて屋上であった頃の凰己くんは、すっごく寂しそうだったから。
もっと…近付きたい。
この身体の距離以上に…心を…。
ー知愛 side endー