お前が好きすぎて、マジやばい。




私は寝ている凰己くんを抱きしめた。


すると、凰己くんは気付いたか分からないけど、ぎゅっと抱き寄せてきた。


どうしよう…心臓の音が聴こえちゃうよ…


恋って、なんだろう。

から始まった恋。


私の初恋の人が凰己くんで良かった。


寂しいから屋上に行くっていう考えがね、いつの間にか凰己くんに会いたい!って理由に変わったんだよ。


寂しいからじゃない、会って話したい!って。


もしかしたら凰己くんは、私以上に寂しがり屋さんかもしれない。


初めて屋上であった頃の凰己くんは、すっごく寂しそうだったから。


もっと…近付きたい。


この身体の距離以上に…心を…。




ー知愛 side endー




< 85 / 108 >

この作品をシェア

pagetop