お前が好きすぎて、マジやばい。
「大丈夫だよ。
凰己くんは優しい心の持ち主だもん!
殴られるのは…ちょっと恐いけど、それぐらいで私は凰己くんのこと嫌いにならないよ!」
『知愛…』
「へへっ、だから震えなくていいよ…
もし、恐くなって震えたり、体調が悪くなって吐き気がしてふらふらになっても、私が隣に居るから!
頼りになんないかもしらないけど…」
今度は知愛が優しく俺の背中を叩いた。
少しずつ震えが収まっていく…
また…泣いてる。
今日、3回目だろ…かっこ悪い。
『ひくっ…ひくっ…』
「ははっ、もしかして凰己くん、私より泣き虫なんじゃない?」
『バカ…ひくっ…』
「へへっ、泣いていいんだよ?」
身体を起こしてベットに座る知愛…
同じように身体を起こして座ると…
知愛は立膝を付いて、知愛は俺の頭を胸に近付けた…
優しく頭を撫でて、背中を優しく叩く…
その優しさにまた涙が溢れる…
ぎゅっと知愛を抱きしめて…甘える…
ほんと、情けない…
俺、強くなるから…