お前が好きすぎて、マジやばい。
「私、荷物をまとめに帰ってきたつもりだったの。」
『…』
「でも、その手紙を読んで気付いたの。
許されなくていい…。もう一度、凰己とやり直したいって。
私のわがままだって分かってる。けど…」
だからカレーか…
俺の好物…覚えてたのかよ。
『俺は、知愛を殴ったり傷つけたりしねーよ。
俺は俺だ。あんな父親と一緒にするな。
それだけが言いたかった。』
「ごめんなさい…」
そう言って涙を零した母親。
そんな顔見たくねーんだよ。
『ちょっとずつでいいから。』
まだ、許せないけど。
ちょっとずつ、変わってくれんなら…。
いつか、許すから。