お前が好きすぎて、マジやばい。
⇒大事な人
月曜日、ちゃんと朝食を食べて1限に余裕を持って学校に着いた。
授業が始まる15分前…
早く、知愛に会いたい…
でも15分後にも知愛は1限には来なくて…
心配してLINEを入れても既読すら付かなくて。
休み時間に知愛と一番仲がいい松岡を廊下に呼び出した。
『今日、知愛は?』
「…ん!?ち、ち、知愛!?」
『は?あいつ言ってねーの?』
「まさか…付き合ってるの!?」
『…そーだよ』
目をぱちぱちさせて驚く松岡。
ったく。
こいつにはさすがに隠してねーだろうって思ってたのに…
どんだけ恥ずかしがり屋なんだよ…
まぁ、俺も二人に言ってねーや。
『で、知愛は?』
「あー、ごめんごめん。
知愛と朝一緒に来たんだけど、たぶんまだ保健室じゃないかな?」
『保健室?なんで?』
「突然、道で倒れ込んでね…」
『行ってくる…』
「は?ちょっと、話にはまだ続きが…!」
松岡の言いかけていた言葉を聞かずに、俺は保健室へと急いだ。
何があったんだよ…!