みんな自分より、可哀想じゃない。【青・超短編 シュウ小説】
知らなかった。

本当に一番大嫌いなの

私の事

なのに「ずきり」と胸が痛みを訴え、肉じゃがのタッパーを持ってた両手がロボットの動きみたいにカチんコチん

世界は深夜から夜明けへと変わる。

誰にも「恋しない」私だから、幼い時にお婿さんに来た優しすぎる義兄が左手のパートナーだった。勿論利き手の右は、一番家族として愛していた実姉のモノで……
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