みんな自分より、可哀想じゃない。【青・超短編 シュウ小説】
なに
「なにを言ってるの」お兄ちゃんと言おうとした時
12才年上の実姉が「ごめんね。寒いなか来てくれて」と声。そしてチェーンを外そうとすると、
「今日からは追い返すと言ったろう」と厳しい口調の義兄に力負けして「可哀相じゃない」って言うのが聞こえた。ドアが完全に閉められた後、二度と俺に顔を見せるなと毒づいたのは、怒りを表す口調から事実だと想えた。
「なにを言ってるの」お兄ちゃんと言おうとした時
12才年上の実姉が「ごめんね。寒いなか来てくれて」と声。そしてチェーンを外そうとすると、
「今日からは追い返すと言ったろう」と厳しい口調の義兄に力負けして「可哀相じゃない」って言うのが聞こえた。ドアが完全に閉められた後、二度と俺に顔を見せるなと毒づいたのは、怒りを表す口調から事実だと想えた。