拝啓 茉白、愛しい君に花束を。

いつの間にか知らない場所に来てしまった。



「公園……ここでいっかぁ」


すぐに親に連絡がいくだろう。

そうなると厄介だ。


出来るだけ遠くに………


「逃げなきゃ…」


って言ってもどこに行こう？

早く行かないと見つかっちゃう…！

「茉白様。」

…遅かった



「茉白」

「……蒼」

家で執事をしてくれている、三橋蒼（みはしあお）

高校生だけど、しっかりした執事。

一番仲がいい執事なんだ。
２人の時はお互いに呼びすて。