拝啓 茉白、愛しい君に花束を。
「…、い、しろ…ましろ、茉白!」

遠くで呼ばれている気がする

「んっ、……あ、ぉ?」



「早く起きろ、着いたぞ。」




……お姫様抱っこされて、
あ、私そのまま寝ちゃったんだ………。




「あ、家かぁ……」


蒼にあけてもらっているドアから降りて、家を見上げる。

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