拝啓 茉白、愛しい君に花束を。
痛い…背中ジンジンする。

「ねぇ、なにするのっ」

「茉白」

怒ってる…

「っっ…」

怒ってる蒼が拓真に重なって見えて。

どうしよう、震えが止まらない。


違うのに。拓真じゃない、目の前にいるのはー…。

「茉白?」

「いやっ、!やだぁっっ…!」


手を伸ばしてくる蒼の手を

パシンッ!



振り払った。


「茉白っ!!」

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